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気楽に楽しむコーヒー

JBC/JBrC/JCIGSC/JCRC/JCTC

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JBC/JBrC/JCIGSC/JCRC/JCTC

JBC

ジャパンバリスタチャンピオンシップ(Japan Barista Championship)の略。

2002年以降毎年行われている日本スペシャルティコーヒー協会主催のバリスタの大会。バリスタの世界大会であるWBC(ワールドバリスタチャンピオンシップ)の日本国内版であり、言うなれば日本最高のバリスタを決めるコンテストである。
WBCのルールに則り、選手たちは予選では「エスプレッソ」と「カプチーノ」を4杯ずつ、準決勝・決勝ではそれに加えて「ジグネチャービバレッジ(創作ドリンク)」を4杯、計3種12杯のドリンクを製作。それらの味や出来栄えは勿論のこと、マシンの扱いや接客など製作過程も含めて総合的に評価される。

そして大会優勝者はWBCの日本代表選手となり、同大会へ参加することとなる。WBCにおける日本人の成績はWBC2014にてJBC2013優勝者「井崎英典」(有限会社丸山珈琲)が日本人初の優勝を果たした他、WBC2005にてJBC2005優勝者「門脇洋之」(CAFÉ ROSSO)が第二位の成績を修めている。

他国の同様の大会と比べると参加者全体のレベルは決して高いほうではないらしく、事実上記二名以外のWBCでの成績は余り芳しくない。ただし年々参加者層が厚くなりハイレベル化が進んでいるとの声もある。

なお出場には日本国籍を持っていることと店舗での60日以上の実務経験が必要。



JBrC

ジャパンブリューワーズカップ(Japan Brewers Cup)の略。

2014年より開催された日本スペシャルティコーヒー協会が主催するコーヒー抽出の国内競技会。WBrC(ワールドブリューワーズカップ)の国内版。JBCとは違い、日本国籍を持っている18歳以上の人ならば誰でも参加可能。

この大会の特徴はなんといっても機械動力(バリスタマシンなど)を使わない全ての器具の使用が認められている点にある。即ちペーパー、ネル、金枠、ゴールドフィルター、フレンチプレス、エアロプレス、サイフォン、パーコレータ、イブリックets…と、およそ思いつく限りの抽出器具がズラリと並ぶ(かもしれない)大会ということ。
勿論ペーパー一つをとっても通常のカリタやメリタ以外にもウェーブドリッパーやケメックスなど多種多様な器材があり、それにも増して抽出方法は千差万別である為、ある意味非常にマニアックな大会になっている。中にはエアロプレスとネルの両方を使うなど、二つ以上の器材を用いる人もいたとか。
同じ機械動力を使わない国内のコーヒー抽出大会ではJHDC(ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ)があるが、こちらはペーパードリップ・ネルドリップ共に大会指定の器具を使用しなければならない点で異なる。

この様に基本的に自由度が高く、面白い大会ではあるが、競技時間は予選7分+準備5分、準決勝と決勝は10分+準備5分と限られている為、松屋式ペーパードリップやダッチコーヒーなど極端に時間のかかる器材や抽出法は事実上選択できないか、非常に厳しいのが残念。
また大会優勝者へはJBC同様世界大会であるWBrCへの出場権が与えられる。
なお余談だが同名(Japan Brewers Cup)のクラフトビールフェスティバルも存在する。


JCIGSC

ジャパンコーヒーイングッドスピリッツチャンピオンシップ(Japan Coffee In Good Spirits Championship)の略。

ヨーロッパスペシャルティコーヒー協会が立ち上げたオリジナルコーヒーカクテルの世界大会WCIGSC(ワールドコーヒーイングッドスピリッツチャンピオンシップ)の国内大会版にあたる。2013年より開始。主催は日本スペシャルティコーヒー協会。

制限時間8分以内に計4杯のコーヒーカクテルを作る大会で、予選はホット・コールドをそれぞれ2杯ずつ、決勝ではホットもしくはコールドのカクテルを2杯とアイリッシュコーヒーを2杯、内1杯はエスプレッソベースで作成し、その出来栄えや味、知識、スキル、パフォーマンスなどを総合的に評価し競い合う。

この大会もやはり世界大会であるWCIFSCのルールに則って開かれ、優勝者は日本代表としてWCIGSCへ参加することになる。


JCRC

ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ(Japan Coffee Roasting Championship)の略。

日本スペシャルティコーヒー協会が主催するコーヒーの焙煎技術を競う大会。WCRC(ワールドコーヒーロースティングチャンピオンシップ)の国内大会版。2012年より開催。

焙煎を扱う大会である為他の大会と比べると若干特殊な日程が組まれており、予選大会は参加者自身が指定した場所へ協会から課題コーヒー生豆5kgが送られ、それを各自で焙煎し、完成した焙煎豆100g×2袋を協会へ送り返すという方式が取られている。
そして決勝は協会が指定する会場で3日に渡って行われ、1日目は生豆の評価、ラボ練習、焙煎練習、及びサンプル焙煎を行う時間が与えられ、2日目は事前にどのような風味特性の焙煎に仕上げるかを記した「焙煎ログ」なる物を提出した上で焙煎を行い、完成した焙煎豆を提出する。

焙煎された豆の評価は3日目に行われ、その豆の出来栄え(カッピングテストにて評価)と一日目に行った生豆評価の正確さ、そして先に提出した「焙煎ログ」がどれほど正確であるか(言い換えれば出来上がった焙煎豆が如何に「焙煎ログ」に忠実であるか)を評価し、総合得点を決定する。

こちらも優勝者は世界大会WCRCへの出場資格を獲得。第一回WCRCであるWCRC2013(前身のCRCを含めると実質第二回大会)にて初代JCRC優勝者後藤直紀(豆香洞コーヒー)がいきなりの優勝を果たしている。

参加資格は日本国籍を持つことの他に3kg釜以上のロースターを使用しての焙煎実務経験が一年以上必要。


JCTC

ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ(Japan Cup Tasters Championship)の略。

2009年より日本スペシャルティコーヒー協会が主催するカッピングの大会。誤解を恐れず言うならば所謂利き酒ならぬ利きコーヒー日本一を決める大会のようなもの。
参加者は一問毎に3つのカップの中から一つだけ異なる産地のコーヒーが入ったカップを見極め、それを除外する。これを合計8セット行い、その正解数及びタイムを競う。

誤解を恐れずに、と前置きした理由は2つあり、1つはこれがあくまでカップテスト方式の大会であるということ、もう1つは求められている感覚・能力はコーヒーの選別ではなく区別であるため。

つまり「コーヒーの評価等を行う為の方法で入れたコーヒー」を口にし「仲間外れを当てる(銘柄は分からなくていい)」速度と正確性を競う大会であるということであって、利き酒やワインのテイスティング大会のような「普段多くの人が口にする美味しく飲むために抽出されたコーヒー」を飲み「その銘柄を当てる大会」ではないという事。

またあくまで外れを当てる大会である為、所謂「品質チェックの為のカップテスト」の正確性を競う大会でもないことに留意されたし。

優勝者はカップテストの世界大会であるWCTC(ワールドカップテイスターズチャンピオンシップ)に日本スペシャルティコーヒー協会の代表として出場することになり、これが参加資格の一つに含まれていもいる。他、大会に参加するには同協会の会員であり、日本国籍を持ち、同協会のテクニカルスタンダード委員会主催の正式な中級カッピングセミナーを受講している必要がある。

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男性

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