COE
カップオブエクセレンス(Cup of Excellence)の略。
1999年以降ブラジルを初めとする世界各国で開催されているスペシャルティコーヒーの品評・審査会のこと。国際的に選ばれた陪審員によるブラインドテストによって審査が行われている。
現在世界中で最も高品質なプログラムとして評価が高く、ここで高得点を得た豆は名実共に「最高のコーヒー」として認定され、ネットオークションを通じて落札、その金額の殆どが生産農家の手に渡るという。また、流通量の少なさも相まって高値で取引されている。
世界のコーヒー生産国が、1.より高品質なコーヒーの生産、2.その土地の在来種の栽培と生産方法の開発、3.それによる発展途上国の経済自立を推進、を目的に国連やICO(世界コーヒー機構)の協力の下進められた国際プロジェクトが始まりとされる。
CQI
コーヒー品質協会(Coffee Quality Institute)の略。
SCAA(Specialty Coffee Association of America=アメリカスペシャルティコーヒー協会)の下部組織であるSCI(Specialty Coffee Institute)を基により高品質なコーヒーの生産と生産者の生活環境改善を目的に設立されたコーヒーの国際的な非営利団体。
生産者や個人へのトレーニングシステムや技術支援を行う「コーヒー隊」と、SCAAによって定義されたスペシャルティーコーヒーの基準の維持と同規格に則りコーヒーの評価とスペシャルティコーヒーの認定及び売買支援を行う「Qコーヒーシステム」が主要な活動内容である。
またQコーヒーシステムにおいてコーヒーの評価・認定を行う専門家「Qグレーダー」の認定もCQIの仕事である。
CS
セントラルスタンダード(Central Standard)の略。コーヒーの等級の一つ。主に標高で等級別けする国のうちエルサルバドル、ホンジュラスなどで付けられる。
エルサルバドルでは標高約450m~900mで栽培された物に、ホンジュラスでは標高約600m~900mで栽培された物につけられる。いずれも第三等級に位置し、輸出用の等級としては最も下の等級となる。
Cマーケット
ニューヨークにあるコーヒー等の取引所。アラビカ種(最も主要なコーヒー種)のコーヒーの多くはこのCマーケットで取引されており、ここでの取引価格がコーヒー価格の参考値とされている。
為替と同じ相場制であり、価格の変動が激しい為、時に生産者の生活が困窮するなどの問題もある。
この状況を良くないと考え、Cマーケットを介さず直接取引する制度もある。
decaf
読みはデカフェ。カフェイン抜きという意味でカフェインレスコーヒーの事を指す場合が多いが、本来はコーヒーに限らず食品(主に飲料)からカフェインを取り除いた物を指す用語。通常カフェインが添加される飲食物にあえてカフェインの添加を行わなかった物も指す。
カフェイン過敏症や健康上の理由からカフェインを敬遠したい人の為の食品。コーヒーの場合は生豆の段階で90数パーセント以上のカフェインが除去されている。