BSCA
「BRAZIL SPECIALTY COFFEE ASSOCIATION」の略。ブラジル・スペシャルティコーヒー協会。1991年設立。
主な活動は「カップ・オブ・エクセレンス・プログラムの実施」「スペシャルティコーヒーのイベントへの参加・出展、及び実施」「農場訪問ツアーの実施」「ブラジルコーヒーの品質管理及びBSCA品質認証制度の実施」「ブラジルコーヒーのトレーサビリティの設定」「サスティナビリティの追求」など、生産から流通、品質管理、生産者へのサポート、及び環境保護と多岐にわたる。
その結果、常に高品質のコーヒーを提供することに成功している。
BSCA認証制度
ブラジル・スペシャルティコーヒー協会(BSCA)が実施するコーヒーの認証制度。
BSCAでは労働環境や自然環境への影響、法の尊守など、BSCAが定める全ての要求事項に合致した農園をBSCA認証農園と定めている。
その上でそれらの農園で収穫されたコーヒーの内カップテストで一定以上の評価を得たもの(カップオブエクセレンス基準で80点以上)に対しBSCA認証を与え、その証として証明書を発行している。
これを受けたコーヒーはBSCA認証コーヒーなどと呼ばれ、BSCAが正式にスペシャルティコーヒーであると認めたものとなり、また消費者や仲介人はBSCA認証コーヒーに貼られたシールの番号からいつでもコーヒーの詳細について知ることが出来る。
C
コーヒーの等級の一つ。ケニア、タンザニア、パプワニューギニアなど主にスクリーンサイズで等級分けする国のコーヒーに付けられる。
タンザニアの場合はスクリーンサイズ14以上のもの、ケニアの場合はスクリーンサイズ14~15以上のもの、パプワニューギニアはスクリーンサイズ15以上かつ欠点数が少ないもの。
ケニアでは第三等級に当たるが、タンザニア、パプワニューギニアでは第四等級となる。
CBD
Coffee Berry Diseaseの略。コーヒー炭疽病(たんそびょう)。コレトトリクム・コフェアヌムという病原菌によって引き起こされるコーヒーの病気で、これに侵されるとコーヒーの実が熟す前に黒く変色し、落ちてしまう。主にアフリカで発生し、しばしばコーヒー豆収量減の原因となる。コーヒーの病気と言うと他に「さび病」があるが、同じ病気と言う括りでも樹そのものを枯らし、農園の一つや二つを潰してしまう可能性すらあるさび病に比べればまだおとなしい病気で、酷くてもせいぜいその年の収量の大半が駄目になる程度で済む。勿論生産者にとって痛い病気であることに変わりはないが樹そのものへのダメージはそう大きくないため、翌年にはまたそれなりの量の豆を生産できるはずである。流行さえしなければ。
CICAFE
The Center for Coffee Researchの略。コーヒー研究センター。ICAFEことコスタリカコーヒー協会に属する国立研究所。生産者への技術的サポート、コーヒー栽培に関する研究、品質管理、コーヒー生産時における環境汚染の防止(環境保全)を主な事業とする。研究所としての歴史は古く、50年以上に渡るノウハウを持っているらしい。